幼稚園・保育園の防犯カメラ設置|施設別の補助金ガイド

幼稚園・保育園の防犯カメラ設置|施設別の補助金ガイド

※本ページにはプロモーションが含まれています

「幼稚園に使える防犯カメラの補助金はない」——そう諦めている園の運営者は少なくありません。しかし実際には、保育園とは管轄も制度もまったく異なる補助金が幼稚園にも用意されています。保育園はこども家庭庁、幼稚園は文部科学省と所管が分かれているため、使える制度・申請窓口・上限額が変わるのです。ここを混同したまま調べると、必ずつまずきます。

幼稚園・保育園・認定こども園という施設類型ごとに使える補助金の違いから、設置場所・費用相場・映像の運用ルール・業者選びまで、園の運営者・事務長が押さえるべき要点を順に整理します。保育園単体の費用や設置場所をより詳しく知りたい場合は保育園の防犯カメラ設置ガイドを、公道側の対策は通学路の防犯カメラ設置をあわせて確認してください。

施設類型所管主な補助制度申請窓口
認可保育所・認定こども園こども家庭庁性被害防止対策設備支援事業(補助率3/4・上限10万円)市区町村(保育課)
私立幼稚園文部科学省・都道府県私立学校施設整備費補助(学校安全対策)+県の私学向け防犯補助都道府県(私学担当課)
公立の幼稚園・保育所設置自治体自治体の防犯対策・施設整備予算所在地の自治体

幼稚園・保育園で防犯カメラの必要性が高まる理由

園への防犯カメラ設置は、外部の不審者対策だけが目的ではありません。近年は園内で起きる不適切保育や園児虐待の抑止、そして映像による事実確認という役割が急速に大きくなっています。

① 不審者・侵入者への対策

幼稚園・保育園は判断力の弱い幼児が集団で過ごす施設であり、外部からの侵入は最も警戒すべきリスクです。2001年の附属池田小学校の事件を契機に、文部科学省は学校施設の防犯対策を継続的に強化してきました。正門・入口にカメラを設置し、電子錠・インターホンと連動させることで、保護者以外の入場を確実にコントロールできます。学校施設全般の考え方は学校の防犯カメラ設置ガイドでも解説しています。

② 不適切保育・園児虐待の抑止と事実確認

こども家庭庁が2023年に公表した初の実態調査では、認可保育所で914件の不適切な保育が確認され、そのうち90件が虐待と判断されました(こども家庭庁の実態調査)。カメラは職員に「見られている」という意識を持たせて不適切な対応を抑止し、万一のトラブル時には何が起きたのかを客観的に確認できます。これは職員を疑うためではなく、事実に基づいて園と職員の双方を守るための仕組みです。

③ こども性暴力防止法(日本版DBS)という追い風

子どもの安全をめぐる法制度は大きく動いています。こども性暴力防止法(日本版DBS)は2024年6月に公布され、2026年12月25日に施行されます。子どもと接する仕事に就く人の性犯罪歴を確認する仕組みが柱で、防犯カメラの設置を直接義務づけるものではありません。しかし性被害を未然に防ぐという社会的要請は年々強まっており、こども家庭庁の補助金がカメラを対象設備に含めているのも同じ流れの中にあります。

④ 送迎・保護者対応のトラブル記録

登降園時の園児の受け渡し、送迎バスの乗降、保護者間のトラブルなど、園の入口周辺は記録を残しておきたい場面が数多くあります。映像があることで、事故や行き違いが起きた際にも正確な説明ができ、保護者との信頼関係を保てます。

【施設類型別】幼稚園・保育園で使える補助金の違い

園の防犯カメラ補助金でつまずく最大の原因は、幼稚園と保育園で所管する省庁が違うことを知らないまま調べてしまう点にあります。幼稚園は学校教育法上の「学校」で文部科学省の所管、保育園は児童福祉法上の「児童福祉施設」でこども家庭庁の所管です。使える制度が根本から分かれるため、まず自分の園がどの類型かを確認してください。

施設類型で「使える補助金」はこう違う認可保育所・認定こども園所管:こども家庭庁性被害防止対策設備支援事業補助率3/4・上限10万円私立幼稚園所管:文部科学省・都道府県私立学校施設整備費+県の防犯補助補助率1/4〜1/3公立の園所管:設置自治体自治体の防犯・施設整備予算自治体ごとに要確認まず「自園がどの類型か」を確認してから、対応する窓口に相談するのが最短です
幼稚園・保育園・認定こども園は所管が異なり、使える補助金と申請窓口が変わる

保育園・認定こども園|こども家庭庁の性被害防止対策設備支援事業

認可保育所・認定こども園が使える中心的な制度が、こども家庭庁の「保育所等における性被害防止対策に係る設備等支援事業」です。パーテーション・簡易扉・簡易更衣室に加えて防犯カメラや人感センサーライトが対象設備に含まれます。補助基準額は1施設あたり10万円、補助率は原則3/4です。運用は自治体ごとに異なり、たとえば横浜市は補助率3/4・上限75,000円で実施しています。申請窓口は市区町村の保育課・子育て支援課です。補助金全般の探し方は防犯カメラ補助金の完全ガイドも参考にしてください。

私立幼稚園|文部科学省・都道府県の私学向け補助

私立幼稚園は「学校」であるため、こども家庭庁の保育所向け制度は使えません。代わりに、文部科学省の私立学校施設整備費補助金の学校安全対策が枠組みになります。令和5〜7年度の集中支援期間では、防犯カメラ・非常通報装置・オートロック等の整備費用に国が原則1/4を補助し、防犯対策に該当する場合は1/3に引き上げられます。これに都道府県の私学向け補助(例:神奈川県の私立学校防犯対策強化事業費補助金)が上乗せされる形です。学校施設の防犯対策の考え方は文部科学省「学校施設の防犯対策について」で確認できます。

ここで園の運営者が見落としやすい実務上の注意点があります。私立学校の施設整備費補助は、一定額以上の事業費(都道府県により30万円以上など)を要件とすることが多く、カメラ数台のみの小規模設置は対象外になりやすいのです。「保育園向けは上限10万円の小規模設置向き、幼稚園向けは施設整備の一環としてまとまった工事に使う」——この性格の違いを押さえておくと、無駄な申請の手間を省けます。申請窓口は都道府県の私学担当課です。

認定こども園・公立園の場合

幼保連携型の認定こども園は、保育所としての性格を併せ持つため、こども家庭庁系の保育所等向け制度を利用できるケースが多くあります。公立の幼稚園・保育所は、設置する自治体の防犯対策予算・施設整備予算で対応するのが基本です。いずれも制度の有無と年度の受付状況は変動するため、まず所在地の自治体に確認するのが確実です。

幼稚園・保育園におすすめの防犯カメラ設置場所【2026年版】

園でカメラを設置する際は、幼児の安全と生活空間のプライバシーの両立が前提です。狙われやすい外周から優先し、生活空間の内部は保護者の同意を得たうえで慎重に検討します。以下は園での優先度をまとめた設置場所の一覧です。

設置場所主な目的推奨カメラ優先度
正門・門扉(外向き)不審者侵入の抑止・来訪者記録高解像度バレット型(赤外線)★★★
玄関・受付保護者以外の入場確認・身内詐称対策ドーム型★★★
園庭・外遊びスペース遊具事故・転倒・園外への飛び出し広角ドーム型(IP66防水)★★★
保育室・教室前の廊下入退室記録・トラブルの把握広角ドーム型★★☆
裏門・フェンス沿いの死角侵入経路の監視PTZ・AI侵入検知★★☆
幼稚園・保育園の防犯カメラ設置場所と機種選びの解説

最優先は正門・玄関の「入場コントロール」

園の防犯で最も重要なのは、正門・玄関で保護者以外の入場を止めることです。カメラを電子錠・インターホンと組み合わせれば、来訪者を確認してから解錠する運用ができます。閉園後や夜間の侵入記録のため、赤外線LED搭載の高解像度カメラを選んでください。

設置してはいけない場所

トイレ・おむつ交換エリア・着替えスペースへのカメラ設置は、子どものプライバシーを著しく侵害するため行いません。児童福祉法・個人情報保護法の観点からも明確に問題となります。園庭など屋外は防水・防塵規格(IP66以上)の機種を必ず選びます。

幼稚園・保育園の規模別 費用相場【料金表】

園の防犯カメラ費用は、園児数と設置台数でおおよそ決まります。屋外の正門・園庭は防水機種が必要なため割高になります。以下は機器+工事込みの費用相場です。

規模推奨台数相場(機器+工事込み)補助金活用後の目安
小規模園(〜30名)4台30〜50万円保育園は上限10万円補助で20〜40万円
中規模園(〜90名)6〜8台60〜120万円制度により自己負担を軽減
大規模園(90名〜)10台〜100〜200万円幼稚園は施設整備補助を併用

内訳は「カメラ本体(1台3〜8万円)×台数+録画機器(5〜15万円)+設置工事費(1台1〜3万円)」が目安です。複数業者から相見積もりを取ると2〜3割のコスト削減が見込めます。台数別の詳しい内訳は防犯カメラ設置費用の相場で解説しています。送迎バスの車内カメラを追加する場合は、1台あたり3〜8万円が別途かかります。

映像の運用ルールとプライバシー配慮

園で撮影した園児の映像は個人情報にあたります。設置して終わりではなく、運用ルールを「映像管理規程」として文書化し、全職員・保護者に周知することが信頼確保の前提です。個人情報保護法上の考え方は防犯カメラと個人情報保護法で詳しく解説しています。

ルール具体的な対応
利用目的の明確化不審者対策・事故記録・適正業務確認に限定し、目的外利用を禁止
保護者への説明・同意設置目的・場所・管理方法を説明会や書面で明示し同意を取得
アクセス制限映像の閲覧は施設長・副施設長に限定しパスワード管理
保存期間通常14〜30日で自動上書き。インシデント時のみ保全
第三者提供警察・行政への提供は法令に基づく場合のみとし記録を残す

掲示物で「防犯カメラ設置中」を示すことも忘れないでください。撮影していることを明示すること自体が、不審者への抑止と保護者への透明性の両方につながります。

幼稚園・保育園向けおすすめ設置サービス比較

園の設置業者は、保育・教育施設での実績補助金申請への協力可否で選ぶのが失敗しないコツです。子どもの生活空間という特殊な環境を理解し、プライバシーに配慮した配置を提案できる業者が理想です。

EMEAO! — 施設実績のある業者を無料で紹介

「保育・教育施設の設置経験がある業者を、補助金対応の可否まで含めて比較したい」という園長・事務長にはEMEAO!が向いています。専任コンシェルジュに電話またはWebで条件を伝えるだけで、第三者審査を通過した優良業者を最大8社紹介してもらえます。園は日中に業者対応の時間を割きにくいため、条件を一度伝えれば各社に同じ説明を繰り返さずに済む点が実務的なメリットです。

悪い評価もありますが…私は利用して良かったです。ネットで自分で業者を探しても、質の良くない業者を間違って選択してしまったり、相見積もりする際に、同じ説明を何度も各業者にしなくてはなりません。時間と労力の節約になりました。

出典: Google Maps(IT教科書経由)

最大8社から一括お見積り【防犯カメラ】

防犯カメラ設置110番 — 明確な料金で即日対応

「近隣で不審者情報があり早急に設置したい」「園の長期休業に合わせて工事したい」という園には設置110番が向いています。24時間365日受付・最短即日対応で、休園日や週末の工事にも対応できます。1台55,000円(税込・工事込み)というわかりやすい料金で、追加費用の不安が少ないのも園の予算管理に合います。設置位置と撮影範囲の説明が丁寧な点は、プライバシーに配慮したい園にとって安心材料です。

事前見積もりの際に、カメラの設置位置や撮影可能範囲について丁寧にご説明いただけてとても安心感がありました。設置工事の際も工事前に再度設置位置の確認と対応内容の説明をしていただけて、カメラを設置した後の撮影範囲についてもこちらの要望を丁寧にヒアリングした上で何度も角度の調整をしていただけて大変満足です。ありがとうございました!

出典: 防犯カメラ設置110番 お客様の声(東京都中野区・★★★★★)

ococoroasobi — 初期費用を抑えて常設したい園に

補助金だけでは設置費用を賄いきれない場合、初期費用を抑える選択肢がococoroasobiです。園の駐輪場や待合スペースに自動販売機を設置できるなら、防犯カメラを実質無料で導入できます。設置工事・保守込みの月額プラン(6,380円)もあり、人手の限られる園でも維持管理の負担が小さい点が特長です。

※口コミが少ないサービスですが、初期費用ゼロは補助金で不足する分を補う手段として有効です。

設置・補助金申請の流れ【5ステップ】

ステップ1:自園の施設類型と補助金の窓口を確認する

最初に、自園が認可保育所・認定こども園なのか、私立幼稚園なのか、公立の園なのかを確認します。保育園は市区町村の保育課、私立幼稚園は都道府県の私学担当課と、相談先が変わります。ここを取り違えると申請が振り出しに戻ります。

ステップ2:設置場所と台数を計画する

正門・玄関・園庭を優先設置場所として台数を決めます。保育室・教室内を含める場合は、保護者への説明・同意取得の準備も並行して進めます。

ステップ3:複数業者から見積もりを取る

EMEAO!や設置110番を使い、保育・教育施設の実績がある業者から2〜3社の見積もりを取ります。補助金申請に必要な見積書を取得する目的も兼ねています。

ステップ4:交付決定を受けてから工事する

補助金は交付決定の前に工事を始めると対象外になる制度がほとんどです。申請書類を提出し、交付決定通知を受け取ってから工事を発注します。

ステップ5:運用ルールを周知し、掲示する

工事完了後、映像管理規程を全職員・保護者に配布し、正門に「防犯カメラ設置中」を掲示します。実績報告書の提出をもって補助金が交付されます。

よくある質問

Q. 幼稚園でも防犯カメラの補助金は使えますか?

使えます。ただし保育園とは別の制度です。私立幼稚園は文部科学省の私立学校施設整備費補助金(学校安全対策)と、都道府県が実施する私立学校向けの防犯対策補助が対象になります。認可保育所・認定こども園は、こども家庭庁の性被害防止対策設備支援事業(補助率3/4・補助基準額1施設10万円)が使えます。窓口も、幼稚園は都道府県の私学担当課、保育園は市区町村の保育課と異なります。

Q. 保育園と幼稚園で補助金の窓口はどう違いますか?

管轄が異なるため窓口も変わります。認可保育所・認定こども園はこども家庭庁の制度で、申請窓口は市区町村(保育課・子育て支援課)です。私立幼稚園は文部科学省と都道府県の私学助成の枠組みで、申請窓口は都道府県の私学担当課になります。公立の園は設置自治体の予算で対応するため、まず所在地の自治体に確認するのが確実です。

Q. こども性暴力防止法(日本版DBS)で防犯カメラは義務になりますか?

防犯カメラ設置そのものは義務化されていません。こども性暴力防止法(日本版DBS)は2024年6月に公布され、2026年12月25日に施行されます。子どもと接する仕事に就く人の性犯罪歴を確認する仕組みが柱で、カメラ設置を直接義務づける法律ではありません。ただし性被害・不適切保育の防止という社会的要請は強まっており、こども家庭庁の補助金もカメラを対象設備に含めています。

Q. 保育室や教室の中にカメラを設置してもいいですか?

保護者への事前説明と同意を得たうえであれば設置できます。設置目的・設置場所・映像管理者・保存期間・閲覧条件を書面で示し、同意を取得することを推奨します。撮影された園児の映像は個人情報にあたるため、アクセス権限を施設長・副施設長に限定し、目的外利用を禁止する運用ルールが必要です。トイレ・おむつ交換・着替えのスペースへの設置は、子どものプライバシーを著しく侵害するため行いません。

Q. 幼稚園・保育園の防犯カメラ費用はどのくらいですか?

小規模園(30名以下)で4台30〜50万円、中規模園(90名程度)で6〜8台60〜120万円、大規模園で10台以上100〜200万円が目安です。カメラ本体1台3〜8万円、録画機器5〜15万円、設置工事1台あたり1〜3万円で構成されます。屋外の正門・園庭は防水機種が必要なため割高です。複数業者から相見積もりを取ると2〜3割のコスト削減が見込めます。

Q. 送迎バスにも防犯カメラは必要ですか?

送迎バスの安全対策としては、2023年4月から置き去り防止のための安全装置の設置が義務化されています。車内カメラはこの安全装置とは別の任意の補完策ですが、乗降時の人数確認・車内トラブルの記録に有効です。園舎の防犯カメラとあわせて、送迎時の園児の安全確認体制を整えたい園に向いています。

後悔しない園の防犯カメラ導入 3つの確認ポイント

園の防犯カメラは、施設類型によって使える補助金も申請窓口も変わります。導入を進める前に、以下の3点を確認してください。

  1. 自園の施設類型を確定する — 認可保育所・認定こども園はこども家庭庁(市区町村の保育課)、私立幼稚園は文部科学省・都道府県(私学担当課)と窓口が異なります。
  2. 交付決定の前に工事を始めない — ほとんどの補助金は交付決定前の着工を対象外とします。申請と工事の順番を必ず守ります。
  3. 施設実績のある業者に相見積もりを取る — 保育・教育施設の設置経験と補助金対応の可否を条件に、複数業者を比較します。まずはおすすめ設置業者や関連施設の事例(病院・クリニック介護施設)も参考になります。

園の環境はプライバシー配慮・補助金申請・限られた予算という制約が重なるため、業者選びが仕上がりを大きく左右します。まずは無料の相見積もりで、自園に最適な台数・配置・費用を相談することをおすすめします。

防犯カメラの業者探しは【簡単・無料・厳選優良業者】のEMEAO!

防犯カメラに関する他の記事はコラム一覧からご覧いただけます。口コミの投稿は口コミ投稿ページから受け付けています。当サイトの運営方針は防犯カメラ比較ナビについてをご確認ください。

子ども・施設向けの記事:保育園の防犯カメラ設置 /学校の防犯カメラ設置 /通学路の見守りカメラ /介護施設の見守りカメラ

費用・補助金:設置費用の相場 /防犯カメラ補助金ガイド /個人情報保護法と防犯カメラ

関連記事