空き家の防犯カメラで遠隔監視|電源・ネットなしの費用相場

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令和5年12月13日、空家等対策の推進に関する特別措置法の改正法が施行され、空き家を放置したときの負担が一段と重くなりました。新設された「管理不全空家等」に認定されて市区町村から勧告を受けると、土地の固定資産税に適用されていた住宅用地特例が外れ、税額は最大6倍になります。
相続した実家が車で3時間の距離にある、電気も水道も止めてある、月に一度見に行くのが精一杯——そうした状況で現実的な手段が遠隔監視です。ここで先に押さえてほしい点がひとつあります。遠隔監視は「防犯」の解であって「管理」の解ではありません。カメラを付けても固定資産税の優遇は守れません。この記事では、電源も回線もない家を見守る3つの方式を比較し、レンタル・買い取り・管理代行・現地訪問の年間コストを実額で並べ、通信量の計算と圏外リスクまで含めて、契約前に判断できる材料を整理します。
| 論点 | 結論 | 根拠・数値 |
| ネット回線がなくても監視できるか | できる | SIM内蔵カメラがモバイル回線で映像を送信 |
| 電源がなくても稼働するか | する | ソーラーパネル+バッテリー式(動体検知が前提) |
| 月額はいくらか | 買い取りなら月1,000〜2,000円 | SIM通信費のみ。レンタル型は月6,380円〜 |
| カメラで固定資産税の優遇は守れるか | 守れない | 管理不全空家等の判定基準は建物・敷地の管理状態 |
| 24時間の常時クラウド送信は現実的か | 現実的でない | 1台で月144GBの通信量が必要になる計算 |
空き家の遠隔監視とは?電源もネットもない家を見守る仕組み
空き家の遠隔監視とは、現地に設置したカメラの映像を離れた場所のスマートフォンで確認する仕組みです。居住中の家に付けるカメラとの決定的な違いは、電気と通信をどう確保するかという前提条件にあります。
住んでいる家のカメラとは前提が違う
居住中の住宅であれば、コンセントもWi-Fiも当たり前に存在します。カメラを買ってきてアプリを入れれば、その日から遠隔で映像が見られます。空き家ではこの前提が2つとも崩れます。売却や賃貸の予定が立たない空き家では電気を止めているケースが多く、インターネット回線は解約済みであることがほとんどです。
この条件を埋めるのが、SIMカードによる通信とソーラーパネルによる給電の組み合わせです。SIMカードはスマートフォンと同じようにモバイル回線(4G/LTE)へ接続し、Wi-Fiがなくても映像をクラウドやアプリへ送ります。ソーラーパネルは内蔵バッテリーを日中に充電し、コンセントのない場所でカメラを稼働させます。一戸建てに設置する場合の基本的な考え方は一戸建ての防犯カメラ設置ガイドで整理しています。
常時録画ではなく動体検知が基本になる
空き家のカメラは、24時間まわし続ける設計にはしません。人の出入りがない場所を常時撮り続けても、消費電力と通信量を消耗するだけで得るものがないためです。実際の運用は、動きを検知したときだけ録画し、同時にスマートフォンへ通知を送る形になります。
この設計には副次的な利点があります。1日に数回しか検知が発生しないため、バッテリーの持ちが良くなり、SIMの通信量も小さく収まります。所有者が確認するのは通知が届いたときと、月に一度の定期チェックだけで済みます。スマートフォンから映像を見る手順そのものはスマホでの遠隔監視と共通です。
誰が何を目的に設置しているか
設置している人の多くは、実家を相続した子世代です。総務省統計局の令和5年住宅・土地統計調査によると、全国の空き家は900万戸で空き家率は13.8%、いずれも過去最高でした。このうち賃貸用・売却用・別荘等を除いた、いわゆる使い道が決まっていない空き家は385万戸あります。売るか貸すか決めきれないまま所有だけが続く物件が、遠隔監視の主なターゲットです。
目的は防犯だけではありません。台風の後に屋根が飛んでいないか、雪の重みで庭木が折れていないか、郵便物が溢れていないかを画面で確認できれば、往復に半日かける必要がなくなります。異変があったときだけ現地に向かうという判断ができる点が、遠隔監視の実務的な価値です。
空き家の放置で起きる5つのリスクと2023年の法改正
空き家を放置したときの損失は、建物の劣化だけではありません。所有者が法的責任と税負担を負う構造になっている点が、居住中の住宅との違いです。
①不法侵入と居座り
人の目が届かない建物は、侵入者にとって長時間滞在できる場所です。窓を割って入られても、次に所有者が訪れるまで誰も気づきません。窃盗であれば被害は仏具や工具にとどまりますが、生活の拠点として使われると退去させる手続きに時間と費用がかかります。空き巣の行動パターンと抑止の考え方は空き巣に防犯カメラは効果があるかで解説しています。
②放火と火災
空き家の火災で怖いのは、発見が遅れることです。夜間に出火しても通報されるまで時間がかかり、隣家へ延焼すると損害賠償の問題に発展します。敷地に枯れ草や古材が積まれている状態は、放火の対象として選ばれやすくなります。動体検知の通知は、この「発見までの時間」を短縮する数少ない手段です。
③不法投棄
管理されていない敷地は、粗大ごみや家電の投棄先になります。投棄物の撤去費用は原則として土地の所有者が負担するため、放置するほど支出が積み上がります。投棄されたごみがさらに次の投棄を呼ぶため、初期段階で止めることが重要です。対処の手順は不法投棄対策の防犯カメラにまとめました。
④近隣からの苦情と損害賠償
雑草の越境、害虫の発生、ブロック塀の傾き、屋根材の飛散。これらは近隣住民の生活に直接影響します。建物や工作物の瑕疵によって他人に損害を与えた場合、民法第717条第1項により、占有者または所有者が損害賠償の責任を負います。所有しているだけで責任が発生する点が、空き家の負担が重いと言われる理由です。
⑤固定資産税が最大6倍になる法改正
最も金額が大きいリスクがこれです。国土交通省の空家法関連情報のとおり、令和5年12月13日に改正空家法が施行され、「管理不全空家等」という区分が新設されました。放置すれば特定空家等になるおそれのある状態の空き家が対象です。市区町村から指導を受けた後、改善されずに勧告に至ると、住宅用地特例の適用が外れます。
住宅用地特例は、住宅が建っている土地の固定資産税の課税標準を最大6分の1に軽減する制度です。適用が外れると土地の固定資産税は最大6倍、都市計画税は最大3倍になります。ここで正確に押さえてほしい点があります。管理不全空家等の判定は、窓や外壁の破損、屋根の変形、雑草の繁茂といった建物と敷地の管理状態で行われます。防犯カメラが設置されているかどうかは判定に一切関係しません。
この区別は、カメラの導入を検討する段階で必ず理解しておく必要があります。カメラは異変を早く知るための装置であり、草を刈ることも雨漏りを直すこともできません。税負担を避けたいのであれば、遠隔監視とは別に手入れの手段を確保してください。
空き家の遠隔監視カメラ3方式を徹底比較【2026年版】
空き家で使える方式は3つに整理できます。分岐点は電気を止めているかとその家を将来どうするかの2点です。
方式A:SIM内蔵ソーラーカメラ — 電気を止めた家の標準解
電気も回線も止めている空き家では、この方式しか成立しません。ソーラーパネルで内蔵バッテリーを充電し、SIMカードでモバイル回線に接続します。工事が不要で、壁面や柱にビス留めするだけで運用を始められます。設置作業そのものは半日で終わります。
弱点は日照条件です。周囲を杉林に囲まれた敷地や、北向きの壁面しか設置場所がない建物では、冬季に充電が追いつかず停止します。設置前に、南向きで一日3時間以上の直射日光が当たる面を確保できるか確認してください。機器の選定基準はソーラー防犯カメラの選び方で詳しく扱っています。
方式B:電源あり+SIMカメラ — 電気を残している家に
固定資産税の関係や、月一度の換気のために電気を止めていない空き家であれば、この方式が最も安定します。コンセントから常時給電できるため、日照に左右されず、バッテリー切れの心配もありません。夜間の赤外線照射やレンズヒーターといった電力を使う機能も制限なく使えます。
通信はSIMで確保します。空き家のためだけに光回線を引くのは費用に見合わないためです。カメラ本体を工事なしで設置したい場合の選択肢は工事不要の屋外防犯カメラにまとめています。
方式C:回線引込+クラウド録画 — 将来住む・貸す家に
売却が決まっている物件や、リフォームして賃貸に出す計画がある物件では、光回線やホームルーターを引いてクラウド録画に移行する価値があります。通信量の制約から解放されるため、常時録画や複数台の同時運用が可能になります。将来の入居者がそのまま使える設備にもなります。
使い道が決まっていない空き家にこの方式を選ぶのは過剰です。回線基本料とクラウド利用料が毎月積み上がるうえ、解約時に工事が必要になる場合もあります。クラウド録画の仕組みと料金体系はクラウド防犯カメラの録画で比較しています。
空き家の遠隔監視にかかる費用相場と年間コスト【料金表】
月額だけを見比べても判断はできません。空き家の見守りには、カメラ以外にも管理代行や現地訪問という選択肢があり、それぞれ費用構造がまったく異なるためです。カメラ1台構成を前提に、4つの選択肢の実額を並べます。
| 選択肢 | 初期費用 | 月額 | 初年度合計 | 3年合計 |
| カメラ買い取り+SIM | 55,000円 | 1,000〜2,000円 | 約6.7万〜7.9万円 | 約9.1万〜12.7万円 |
| カメラのレンタル | 0円 | 6,380円 | 76,560円 | 229,680円 |
| 空き家管理代行(月1回巡回) | 0円 | 5,000〜15,000円 | 6万〜18万円 | 18万〜54万円 |
| 自分で月1回見に行く | 0円 | 交通費20,000円と仮定 | 240,000円 | 720,000円 |
※買い取りは防犯カメラ設置110番のベーシックプラン(カメラ1台+録画機+設置工事込み・税込55,000円)を基準にSIM通信費を加算。レンタルはココロアソビの自動販売機なしプラン(税込6,380円/月・3年契約)。管理代行は月1〜2回巡回の一般的な相場帯。現地訪問は往復2万円と仮定した当サイトの試算です(2026年7月時点)。
2年以上使うなら買い取りが安い
表を縦に見ると分岐点がはっきりします。買い取りは初年度に55,000円の初期費用が乗る代わりに、2年目以降は年1.2万〜2.4万円しかかかりません。レンタルは初期費用ゼロですが、毎年7.6万円が積み上がります。使用期間が2年を超える見込みなら買い取りが有利です。
逆に、1年以内に売却が決まりそうな物件や、相続の話し合いが終わるまでの暫定措置であればレンタルが合理的です。機器の保守と撤去が契約に含まれるため、処分の手間も残りません。判断軸の詳細は防犯カメラのレンタルと購入の比較、個人で借りられるサービスは防犯カメラを個人でレンタルする方法で扱っています。
現地訪問との比較で見えるもの
最も大きい金額は、実は自分で見に行く選択肢です。往復2万円の距離を月1回訪問すると年間24万円になります。買い取り方式の初年度費用と比べると約3倍です。時間の負担は金額に含まれていません。
ここで誤解してほしくない点があります。カメラを付ければ訪問がゼロになるわけではありません。カメラが減らすのは「異常がないか確認するためだけの訪問」です。実際に台風が来た後や通知が届いたときには現地に向かう必要があり、草刈りや通水は物理的に行かなければできません。訪問の頻度を月1回から年3〜4回に減らせる、という理解が現実に近い評価です。
補助金が使える可能性は低い
自治体の防犯カメラ補助金の多くは、自治会・町内会・商店街といった団体を対象にしています。個人所有の空き家に直接使える制度は限られます。ただし、空き家の除却(解体)や利活用に対する補助制度は多くの自治体が用意しており、そちらの方が金額は大きくなります。防犯カメラ側の制度を確認したい場合は防犯カメラ補助金の完全ガイドを参照してください。
空き家用カメラの選び方5つのチェックポイント
空き家向けの機種選定では、居住中の住宅とは優先順位が変わります。画質より先に、止まらずに動き続けるかどうかを確認してください。
①モバイル回線の電波が届くか
最初に確認すべき条件がこれです。SIMカメラはモバイル回線が届いて初めて機能します。山間部、谷筋、鉄筋コンクリート造の内部では圏外になることがあります。契約前に、使用予定の通信事業者のサービスエリアマップで物件の住所を入力し、屋外での受信状況を確認してください。不安がある場合は、現地でスマートフォンのアンテナ表示を実際に見る方法が最も確実です。
圏外だった場合でもカメラを諦める必要はありません。SDカードへ録画する運用に切り替え、月1回の訪問時に映像を確認する形になります。リアルタイム通知は失われますが、被害が起きた後の証拠は残せます。
②SIMの通信量が足りるか(10GBで月50時間の計算)
通信量の見積もりを間違えると、月の途中で速度制限がかかり、肝心なときに映像が見られません。ネットワークカメラの遠隔監視では、HISモバイルの解説によると60分あたり約0.2GBの通信が発生します。
この数値から逆算します。10GBのプランなら、10 ÷ 0.2 = 50。つまりライブ映像を見られるのは月50時間、1日あたり約100分が上限です。動体検知の録画と通知だけであれば、1日20回・各30秒として月1GB程度に収まるため、残りの9GBをライブ確認に充てられる計算になります。
一方、24時間の常時クラウド送信を行うと24×30×0.2=144GBが必要です。10GBプランの14倍を超えており、成立しません。空き家の遠隔監視で常時録画を選ぶ設計は、通信量の面から破綻します。常時記録が必要な場合は、映像をSDカードや録画機に保存し、送信は検知時のみに絞る構成にしてください。保存日数と容量の関係は防犯カメラ映像の保存期間で計算方法を示しています。
③日照条件を満たす設置面があるか
ソーラー式を選ぶなら、パネルを南向きに向けられる面が必要です。判断の目安は一日3時間以上の直射日光です。屋根の軒が深い日本家屋では、壁面がほとんど日陰になることがあります。その場合はパネルとカメラ本体を分離できる機種を選び、ケーブルを延長して日の当たる場所にパネルだけを出す方法が使えます。
④夜間に色情報を残せるか
空き家の被害は夜間に集中します。赤外線暗視は白黒の映像しか残らないため、服の色や車体の色が判別できません。犯人の特定を視野に入れるなら、低照度でもカラー撮影ができるスターライト系の機種を選んでください。街灯のない場所では、センサーライトを併用して照度を確保する方法が有効です。機種の見分け方は夜間カラー撮影のカメラで解説しています。
⑤防水・防塵性能と動作温度
誰も見ていない屋外で数年動き続ける機器です。防水防塵性能はIP66以上を基準にしてください。積雪地域では動作温度の下限も確認が必要で、氷点下20度まで対応する機種でなければ冬季に停止します。故障しても現地に行くまで気づけないため、居住中の住宅より一段高い耐環境性能を選ぶ判断が合理的です。
遠隔監視でカバーできないこと|設置しない方がいいケース
カメラを付けても解決しない問題があります。ここを理解せずに導入すると、期待した効果が得られずに費用だけが残ります。
建物の劣化と敷地の管理は止まらない
雨漏り、シロアリ、湿気によるカビ、雑草の繁茂。これらはカメラで撮影できても進行を止められません。通風と通水を止めた家屋は想像より早く傷みます。前述のとおり、管理不全空家等の判定は敷地と建物の状態で行われるため、税負担の回避という目的にカメラは効きません。手入れが必要なら、管理代行か自分での定期訪問を別に確保してください。
火災保険の区分はカメラでは変わらない
見落とされやすい論点がこれです。誰も住んでいない建物は住宅物件ではなく「一般物件」として扱われ、店舗や事務所と同じ区分の火災保険に加入することになります。NPO法人空家・空地管理センターの解説によると、保険料が住宅物件の2倍を超える損保会社もあり、一般物件では地震保険に加入できません。
家財が置かれ定期的に管理されている場合や、近い将来に居住予定がある場合は住宅物件として扱われるケースもあります。判断は保険会社ごとに異なるため、契約中の保険が現在の建物の状態に対応しているか、一度確認してください。防犯カメラを設置しても保険の区分は変わりません。
設置しない方がいいケース
次のいずれかに当てはまる場合、カメラの優先度は下がります。
- 1年以内に解体が決まっている — 撤去費用と手間が発生します。解体までの期間が短ければ、近隣への声かけと施錠の徹底で足ります。
- モバイル回線が完全に圏外である — 遠隔監視の中核である通知機能が働きません。SDカード録画に切り替えるか、現地の管理を代行に任せる判断になります。
- 建物が倒壊のおそれのある状態にある — 撮影より先に安全確保が必要です。市区町村の空き家相談窓口に連絡してください。
- 隣家との距離が近く画角を自敷地内に収められない — 隣家の窓や庭が常時写る設置は、プライバシー侵害として撤去請求の対象になります。設置角度の考え方は隣家のプライバシーへの配慮を確認してください。
空き家の設置に対応できるサービスと業者の選び方
空き家の案件は、業者にとって扱いにくい条件が揃っています。現地に電気がなく、所有者が遠方に住んでいて、立ち会いの日程を合わせにくいためです。電源のない環境での施工経験があるかと所有者が遠方でも段取りを進められるかの2点を軸に選んでください。
EMEAO! — 遠方の空き家で条件を絞って業者を探したい所有者に
「電気を止めた空き家に、ソーラーとSIMで1台だけ設置したい」という条件付きの依頼に向いているのがEMEAO!です。専任コンシェルジュに物件の状態と要望を伝えるだけで、第三者機関の審査を通過した業者を最大8社まで紹介してもらえます。空き家案件は一般的な住宅設置と施工条件が違うため、対応できる業者かどうかを所有者が自力で見分けるのは困難です。その選別をコンシェルジュが代行します。利用は無料で、電話ヒアリングは最短2分、条件が固まれば最短5分で業者から連絡が入ります。累計10万件以上の相談実績があります。
遠方に住む所有者にとって特に効くのが、日程調整の負担が減る点です。現地に行ける日が限られる状況では、複数社に同じ説明を繰り返す時間そのものが障害になります。
日程など最短でこちらの希望にあわせていただけた。
出典: 筋トレとセカンドライフを楽しむ(シェアリングテクノロジー公式HPより)
防犯カメラ設置110番 — 費用の概算を先に固めたい場合に
相続人が複数いて費用の分担を先に決める必要がある、という状況には設置110番が向いています。ベーシックプランはカメラ1台・録画機・設置工事込みで税込55,000円、2台目以降は税込31,800円からという基準価格が示されているため、話し合いに出す概算を早く用意できます。見積もりと現地調査は無料で、24時間365日の電話受付、全国対応です。空き家は所在地が地方であることが多く、対応エリアの広さがそのまま選択肢の数になります。
法令面の相談ができる点も、空き家では意味を持ちます。
防犯カメラについての説明だけでなく、法的な知識や知見があり、安心して任せられた
出典: 筋トレとセカンドライフを楽しむ(シェアリングテクノロジー公式HPより)
一方で、次のような指摘もあります。
防犯カメラ設置110番をお願いしました。はじめに情報漏洩リスクが高い中華製の防犯カメラはやめてほしいと伝えたにも関わらず、紹介された会社はオススメが海外ではリスクが高く規制を受けているターファやハイクビジョンなどの中華製カメラ押し。しかも担当地域だとその会社しか紹介できないとの事。
出典: Google口コミ(2024年・筋トレとセカンドライフを楽しむ経由)
機種の希望がある場合は、この点への対策が要ります。紹介サービスは地域ごとに提携業者が決まっているため、1社では希望が通らないことがあります。対策は明確で、機種やメーカーに条件があるなら最初の問い合わせ時点で明示し、複数の紹介サービスから業者を集めて比較することです。相見積もりの取り方は防犯カメラの見積もりのコツにまとめました。
ココロアソビ — 初期費用をかけずに始めたい場合に
相続の分割協議が終わっておらず、まとまった支出の合意が取れない——そうした段階では、初期費用ゼロで導入できるココロアソビという選択肢があります。カメラ本体・録画機・モニターのセットに設置工事と保守が含まれ、自動販売機を置かない場合は月額6,380円(税込)です。敷地に自動販売機を設置できる条件を満たせば、その売上でカメラ費用を賄う仕組みによりカメラ費用が0円になります。
※口コミが少ないサービスです。契約期間は3年で、期間内の解約には解約金が発生します。自販機プランは人通りのある立地でなければ成立しにくく、郊外や山間部の空き家では条件を満たさない場合があります。電源のない物件に対応できるかを含め、申し込み前に必ず確認してください。
自分で設置できるケースとできないケース
ソーラー式のSIMカメラは工事が不要なため、1台だけであれば所有者が自分で取り付けられます。壁面にビスを打ち、アプリでSIMの設定を済ませれば運用が始まります。年に数回は現地に行く物件であれば、設置のついでに済ませる判断は合理的です。
高所への設置、複数台の連携、既存の配線を使う工事は業者に任せてください。空き家では脚立の設置面が不安定なことが多く、屋根に上る作業は事故のリスクがあります。DIY設置の可否を判断する基準は防犯カメラを自分で設置する方法で整理しています。
よくある質問
Q. 空き家に防犯カメラを設置すれば固定資産税の優遇は守れますか?
守れません。管理不全空家等に該当するかどうかは、外壁の破損・屋根の変形・雑草の繁茂といった建物と敷地の管理状態で判断されます。カメラが撮影しているかどうかは判断材料になりません。令和5年12月13日に施行された改正空家法により、管理不全空家等として市区町村から勧告を受けると住宅用地特例の対象から外れ、土地の固定資産税が最大6倍になります。税の優遇を守るには草刈り・通風・雨漏りの補修といった物理的な手入れが必要です。遠隔監視は侵入や火災の異変を早く知るための手段であり、管理そのものの代わりにはなりません。
Q. インターネット回線がない空き家でも遠隔監視できますか?
できます。SIMカードを内蔵したカメラを使えば、光回線やWi-Fiがなくてもモバイル回線経由でスマートフォンに映像を送れます。空き家では回線を解約しているケースがほとんどのため、この方式が標準的な選択肢です。注意点はモバイル回線の電波が届くかどうかで、山間部や谷筋の物件では圏外になることがあります。契約前に各通信事業者のサービスエリアマップで物件の住所を確認してください。電波が届かない場合はSDカードへの録画に切り替え、映像の確認は現地で行う運用になります。
Q. 空き家の防犯カメラは電源がなくても使えますか?
使えます。ソーラーパネルとバッテリーを備えたカメラであれば、電気を止めている空き家でも稼働します。ソーラー式は常時録画ではなく動体検知での録画を前提とした設計で、日照が確保できる南向きの壁面や屋根まわりに設置します。逆に、周囲を樹木に囲まれて日照が乏しい敷地では充電が追いつかず、冬季に停止するおそれがあります。電気を止めていない空き家であれば、既設のコンセントを使う方が安定します。ソーラー式の設置条件はソーラー防犯カメラの選び方で詳しく扱っています。
Q. 空き家の遠隔監視は月いくらかかりますか?
方式によって変わります。カメラを買い取る場合はSIMの通信費だけで月1,000〜2,000円程度、機器から借りるレンタル型は月6,000〜7,000円台が中心です。防犯カメラ設置110番のベーシックプランはカメラ1台・録画機・設置工事込みで税込55,000円、ココロアソビは自動販売機を置かない場合で月額6,380円(税込・3年契約)となっています。買い取りは初期費用が重い代わりに2年目以降が安く、レンタルは初期費用ゼロで機器の保守が含まれます。使う年数で有利な方が入れ替わります。
Q. 空き家管理代行サービスと防犯カメラはどちらを選ぶべきですか?
目的が違うため、片方だけで完結しません。防犯カメラは侵入・放火・不法投棄といった異変をその場で検知して通知します。管理代行は通風・通水・草刈り・郵便物の回収といった物理的な手入れを行います。管理代行の相場は月1〜2回の巡回で月額5,000〜15,000円程度です。固定資産税の優遇を守りたい、近隣からの苦情を防ぎたいという目的なら管理代行が必要です。侵入や火災を早く知りたいという目的ならカメラが有効です。予算を絞るなら、まずカメラで異変の検知を確保し、草木の繁茂が問題になる季節だけ代行を使う組み合わせが現実的です。
Q. 空き家に防犯カメラを設置するとき近隣への配慮は必要ですか?
必要です。空き家は隣家との距離が近い住宅地に建っていることが多く、画角に隣家の窓や庭が入ると受忍限度を超えたと判断されるおそれがあります。カメラは自分の敷地内に向け、隣地が写り込む範囲はマスキング機能で除外してください。あわせて「防犯カメラ作動中」の掲示を敷地の見える位置に出します。所有者が個人で自宅の防犯目的に使う場合は個人情報保護法の事業者の義務の対象外ですが、掲示は近隣の不安を減らす実務上の効果があります。賃貸に出す予定がある場合は事業者としての義務が生じます。
Q. 空き家に設置したカメラの映像はどれくらい保存できますか?
SDカード録画で動体検知に限定すれば、32GBのカードで数週間から1か月分が目安になります。空き家は人の出入りがないため録画されるイベント自体が少なく、常時録画の現場より保存できる期間が長くなります。重要なのは保存日数より通知の設計です。空き家の被害は発覚が遅れやすく、月に一度しか見に行かなければ、上書きされた後で気づくことになります。動体検知時にスマートフォンへ通知が飛ぶ設定にして、通知を受けた時点でクラウドやアプリから映像を確認する運用にしてください。
空き家に設置する前に確認する3つのこと
空き家の遠隔監視は、機種を決める前に物件の条件を確定させる順序で進めると失敗しません。業者に連絡する前に、次の3点を順に確認してください。
- 電気と通信の状態を確認する — 電気を止めているなら方式Aのソーラー式、残しているなら方式Bが基本です。ここが決まらないまま見積もりを取ると、各社の前提がばらついて比較できません。
- 物件住所でモバイル回線の電波を確認する — 通信事業者のサービスエリアマップで住所を入力し、屋外の受信状況を見ます。圏外ならSDカード録画に切り替える設計が必要で、そもそも遠隔監視という前提が変わります。
- カメラで解決したい問題を1つに絞る — 侵入と放火を早く知りたいのか、不法投棄を止めたいのか、近隣の苦情を防ぎたいのか。3つ目は管理代行の領域であり、カメラでは解決しません。目的が絞れると必要な台数と画角が決まります。
条件が固まったら、複数社から無料で見積もりを取って比較してください。空き家案件は施工条件が特殊なため、業者ごとに提案と金額の開きが大きくなります。電源のない環境での施工経験を重視するならEMEAO!、費用の概算を先に固めたいなら防犯カメラ設置110番、初期費用を抑えたいならココロアソビという順で当たると、判断材料が早く揃います。業者選びの基本は防犯カメラ設置業者おすすめ4選、費用全体の考え方は防犯カメラ設置費用の相場にまとめています。
防犯カメラの業者探しは【簡単・無料・厳選優良業者】のEMEAO!
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